渡邊製作所のマシニング加工は、多品種小ロットへの柔軟な対応力と、充実した設備体制が特長です。立形・横形・門形など多様なマシニングセンタをはじめ、NC旋盤や自動旋盤を含む150台以上の設備を保有し、小径から大径まで幅広い加工に対応しています。加工可能な素材は鉄やステンレスといった鋼材に加え、アルミ・銅・真鍮などの非鉄金属、さらには鋳物や鍛造品といった特殊材料まで多岐にわたります。
また、研削・放電加工・溶接・熱処理・表面処理まで一貫して対応できる体制を整えており、材料調達から仕上げ、組立までワンストップで提供することが可能です。これにより、品質や納期の安定化を実現しています。
品質管理においては、バーコードによる工程管理を導入し、「誰が・いつ・どの工程を行ったか」をリアルタイムで追跡できる仕組みを構築。製造や組立の履歴はすべてデータとして保存され、検査記録の提出などにも迅速に対応できる体制を整えています。
幅広い技術対応力と徹底した品質管理により、精度の高い製品を安定して供給できることが渡邊製作所のマシニング加工の強みです。
マシニングの加工実績
加工可能なアルミの種類について
| アルミの種類 | 特長 | 材料記号 | 特長 |
| 1000番台 (純アルミ) |
加工性や耐食性に優れるが、強度は低めです。 | A1050 | 純度99.5%以上。電気伝導性が高く、反射板や配線材などに使われる。 |
| A1070 | 純度99.7%以上。耐食性と展延性がさらに良く、建築用や電材に用いられる。 | ||
| 2000番台 (ジェラルミン・ 超ジュラルミン系アルミ) |
Cu(銅)を主成分とする高強度系。耐食性がやや劣るため、表面処理が前提。 | A2017 | 機械部品や航空機部品など。熱処理で高強度化できる。 |
| A2014 | A2017とA2024の中間の強度。 | ||
| A2024 | 2017よりさらに高強度。航空・宇宙用途に多い。 | ||
| 5000番台 (マグネシウム系アルミ) |
Mgを主成分とし、強度と耐食性、溶接性に優れる。非熱処理型。 | A5052 | 強度・成形性・耐食性のバランスがよく、汎用性が高い。 |
| A5056 | Mgと少量のMnを含み、強度と耐食性が5052より高い。 | ||
| A5083 | 5000番台で最高レベルの強度。船舶や車両の構造材向き。 | ||
| 6000番台 (シリコン+ マグネシウム系アルミ) |
Mg-Si系で、熱処理により強度を出せる汎用型。押出し材や建材によく使われる。 | A6061 | 構造材の定番。機械部品、船舶、建築材など。 |
| A6063 | 建材・サッシ向け。押出し性や表面仕上げ性が高い。 | ||
| 7000番台 (亜鉛系アルミ) |
Znを主成分とする熱処理型の超高強度合金。航空宇宙やスポーツ用品に。 | A7075 | 非常に高い強度。航空機フレームや高負荷部品向け。 |
| アルミニウム合金鋳物 | 強度よりも鋳造性・流動性が重視される。 | AC2A | Al-Cu-Si系の鋳造合金。引張強さに優れているが耐食性に劣る。 |
| AC3A | Al-Si系の鋳造合金。流動性と耐食性に優れている。 | ||
| AC4A | Al-Si-Mg系の鋳造合金。鋳造性と耐摩耗性に優れ、自動車部品などに使用。 | ||
| AC4C | Al-Si-Mg系の鋳造合金。AC4Aより強度は劣るが、鋳造性、溶接性、耐震性が良い。 | ||
| AC7A | Al-Mg系の鋳造合金。優れた機械的性質を示しますが、鋳造性が劣ります。 |
加工可能なステンレスの種類について
| SUSの種類 | 特長 | 材料記号 | 特長 |
| オーステナイト系ステンレス | オーステナイト系ステンレス鋼は、耐食性・延性・靭性に優れているほか、 冷間加工性や溶接性も良好です。基本的に磁性はありません。 家庭用品・建築用・自動車部品などの幅広い用途で使用されています。 |
SUS303 | SUS304に比べて切削をはじめとした加工がしやすいですが、耐食性には劣ります。 |
| SUS304 | ステンレス鋼材のうち、耐熱鋼としても最も広く普及している鋼種の一つです。 | ||
| SUS304L | SUS304のうち、炭素の含有量を減らした極低炭素鋼です。溶接後熱処理できない部品類にも使われます。 | ||
| SUS316 | 耐食性(特に耐孔食性)に優れる | ||
| SUS316L | SUS316の極低炭素鋼で、316の耐粒界腐食性を強化したものです。 | ||
| マルテンサイト系ステンレス | 炭素を多く含んでいるため、焼入れにより硬化させることが可能。全ての材料で磁性があります。 | SUS403 | 耐摩耗性に優れている。 |
| SUS410 | 高い強度と適度な耐食性を持つ。 | ||
| SUS420J2 | 焼入れ硬さが高い。 |
加工可能な銅の種類について
| 銅の種類 | 特長 | 材料記号 | 特長 |
| 銅合金鋳物 | 熱伝導性、導電性、加工性に優れている。 | CAC103 | 純銅鋳物。導電性と熱伝導性に優れている |
| CAC403(BC3) | 青銅鋳物。CAC406に比べて、耐圧性、摩耗性、引張強さ及び伸びが良い。鉛浸出量は少ない。 | ||
| CAC406(BC6) | 青銅鋳物。耐圧性、耐摩耗性、被削性及び鋳造性が良い。 | ||
| CAC702 | アルミニウム青銅鋳物。耐食性、耐摩耗性に優れている。 | ||
| CAC804 | シルジン青銅鋳物。鉛浸出量がほとんど無い。湯流れが良好。強さと伸びが大きいほか、耐食性も優れている。 | ||
| 無酸素銅 | 純度が99.96%以上の純銅で、その中で最も酸素の含有量が低いです。 導電性、加工性、熱伝導性に優れていますが、タフピッチ銅とりん脱酸銅に比べて強度が劣ります |
C1020 | 導電性・熱伝導性・展延性・絞り加工性に優れ、溶接性・耐食性・耐候性がよい。 還元性雰囲気中で高温に加熱しても水素ぜい化を起こす恐れがない。 |
| タフピッチ銅 | 純度が99.90%以上の純銅で、0.02~0.05%程度の酸素を含有しています。 導電性が高く、加工性に優れていますが、高温環境下では水素脆性を起こします。 |
C1100 | 導電性・熱伝導性に優れ、展延性・絞り加工性・耐食性・耐候性がよい。 |
| 黄銅(真鍮) | 銅と亜鉛の合金。耐食性、加工性、導電性が良く、 楽器や装飾品、機械部品、電子機器などに使用されます。 |
C2700 | C2801より強度が高い。 |
| C2801 | C2700より耐食性がある。 | ||
| 快削黄銅 | 黄銅に鉛を加えることで被削性を高めた合金。 | C3604 | 被削性に優れる。 |
| 鍛造用黄銅 | 熱間鍛造向けに設計された最も鍛造に適した黄銅。 | C3711 | 機械的性質に優れる。 |
| りん青銅 | 銅とスズの合金である青銅に、りんを加えた合金。強度、耐摩耗性が高い。 | C5191 | ばね性に優れ、強度が高く、曲・絞り加工性が良い。 |
| 快削りん青銅 | りん青銅にPb(鉛)を添加して被削性を改善した銅合金。 | C5341 | 鉛が添加されている為、耐食性が劣ります。 |
| アルミニウム青銅 | アルミニウムと銅の合金。 | C6191 | 耐摩耗性・耐食性・耐被労性に優れています。 |
| クローム銅 | 銅にクロム(Cr)を添加した合金。耐摩耗性や強度を高めつつ、銅の高い導電性や熱伝導性を維持した素材。 | CrCu | ガスタービンや蒸気タービンの耐熱性が必要な環境下で使用される |
設備情報
横形マシニング
立形マシニング
マシニング加工とは
マシニング加工とは、マシニングセンタというNC工作機械を使用し、切削加工を行う機械加工です。
自動工具交換装置がついているので、1台でフライス、穴あけ、ネジたてなど色々な種類の加工を連続して行えることが特徴です。
立形、横形、門形、の3種類あり、立形は刃物が上に、横形は横についています。門形は刃物が上についていて、機械の形状が漢字の門のような作りをしていることから門形と言われています。
マシニングの種類によって得意な加工があり、立形はコンパクトですが、切り屑の排出性が悪く量産には不向きで、多品種少量に向いています。横形は切り屑の排出性もよく、パレットチェンジャーが設置できるため、量産、もしくは連続加工に向いています。門形は大物加工に向いています。
また、弊社のマシニングセンタは通常の3軸に加え、4軸に対応した機械を保有しております。
弊社はすべての種類を取り揃えているため、加工形状に合わせた最適なマシニングを選択できます。
渡邊製作所の特徴
多面パレットを使った多品種小ロット対応
横形マシニングセンタは、多面パレットを使って、無人での長時間連続加工を行えます。
それにより、月1,000種類以上の製品を加工しています。
FMSによる24時間連続加工
60パレットを持つFMS(Flexible Manufacturing System)は横型マシニング3台を使って、24時間連続加工を行っています。
多品種を一度に頼みたい、小ロットに気軽に対応してほしいといったことでお悩みの方は渡邊製作所にご依頼ください。
立形、横形、門形を保有
弊社は立形、横形、門形の3種類のマシニングを揃えています。
また立形には3軸から4軸に対応したマシニングを揃えています。
加工形状に合わせて設備を選べるため、最適な加工を実施可能です。
安心できるサプライヤーをお探しでしたら渡邊製作所へ!
昭和53年の創業時より、渡邊製作所は「モノづくりはヒトづくりである」と考えてきました。
製品を加工するのは機械ですが、それを操作するのはヒトです。さらに、検査や検品、出荷に至ってはヒトの力が必ず必要になります。
弊社は製品をただ単に加工するのではなく、モノづくりに携わる技術者の育成にも力を入れています。
例えば、国家技能検定や品質管理検定などの資格取得の支援や社内での品質管理教育を行っています。
お陰様で大手企業を含めた多くの企業様と取引しています。
安心できるサプライヤーをお探しでしたら渡邊製作所にご相談ください。
